わたしの父は胃がんで亡くなりました。最終的にはがんがいろんなところに転移してそのたびに手術を受けましたが、年齢も年齢で体力も低下して亡くなりました。父は胃の半分以上を切除していました。
胃の半分以上を切除しても食事ができました。がんの手術が終わり自宅に帰ってきてからも、大好きな焼き肉を食べに出かけました。父は焼き肉が大好きでした。甘い食べ物も好きでしたし、いろんなものをよく食べていました。
そういう姿を見ていると胃がんで胃の半分を切除したようには感じられなかったです・・・。焼き肉でも何でも進んでお気に入りの店に行き、なじみの店員にがんで手術を受けていたこと、そのため入院していてしばらく店に立ち寄れなかったことなどをしきりに話をしていました。
しばらくはそうして元気に過ごしていたのですが、状態は徐々に悪化してその後数年でなくなってしまいました。でも、父はがんに負けたと思っていないかもしれません。最後までよく頑張ったのです・・・。